ペットボトルロケット

創作物を咀嚼しては、ただ面白いとだけ吐き捨てた。

恋愛ものの楽しみ方

ちゃんと思ったことはまとめようってことでまとめてみたり。 今、社会復帰に向けてお勉強してるけど、パソコン使えるし暇な瞬間あるし、今までよりも書ける瞬間はありそう。 ってわけで「恋愛もの」の楽しみ方についてなんだけど。 別にそんなに難しい話じゃ…

『ボヘミアンラプソディ』を観てきた

『ボヘミアンラプソディ』を観てきた 流石にスクリーンで観るべき映画だろうと思っていたので『ボヘミアンラプソディ』を映画館で観てきた。 友人に観に行こうと誘われて(結果その友人とは観に行かなかったけれど)何もクイーンを知らない状態からクイーン…

夏目漱石『抗夫』

読んでいる途中から「この作品つまんなくない?」とは思っていてカップ麺のフタとして一生を終えさせてやろうかとも思ったのだけれど、終わりまで読み切らなければ面白さが分からないだろうというオタク特有の考えと、貧乏性も相まって最後まで読み切った。…

『はつ恋』ツルゲーネフ

あらすじ 『はつ恋』は語り部であるウルジーミル・ペトローヴィチと家の傍に引っ越してきた隣人ジナイーダとの恋愛模様を描いた恋愛小説である。 この物語は四十がらみの黒髪に白を交えた独身者――本作の語り部であるウルジーミル・ペトローヴィチの過去の回…

狭き門 ジッド

狭き門 (新潮文庫) 作者: ジッド,山内義雄 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1954/08/03 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 68回 この商品を含むブログ (78件) を見る 早く父を失ったジェロームは少年時代から夏を叔父のもとで過すが、そこで従姉のアリサ…

『デミアン』ヘルマン・ヘッセ

というわけで課題図書の雑感想。 まず、前提としてヘッセ自身が神学校に通っていた経験があることから作品の根幹に非常に強い宗教観を感じる。故に宗教観に疎い我々いえろーもんきーにとって理解しがたい葛藤もしばしば出てくる。しかしながらそこを学ぶ、と…

課題図書をたっくさん積まれたので

元々あまりにも本を読んでなさすぎるなぁと思ってた矢先にドハマリしたアプリが課題図書を積んできた どうせ読むなら感想書く前提でやったほうが頭にも入るだろう。ってことで課題図書の読書感想文をやっていく 『人間失格』『変身』『山月記』『星の王子さ…

とにかく出力出来るオタクはえらい

とにかく毎日文章を書く癖はつけようってことでこのブログだけはまあ当分続けようとは思う。どれまで続くか知らんけど。 もう一個の方はちゃんとした記事書こうとしたばっかりに肥やしだけが積み重なる一方なので、いずれこういう形で雑に書きなぐる場所は設…

twitterとオンラインゲームを辞めたら僕の周りが真っ白になった

もうね、いかに自分の世界が狭いかって話なんですよ。前々からその自覚はあったんだけど、それが顕著に出てしまったものだからだいぶ笑ってしまった。ボタン一つでtwitter消してもう一つ押してオンラインゲームをアンインストールしたらこれですよ。サムネに…

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん11についての手記

久々に僕の目の前に現れた”それ”は、ただただかつてのファンに読んで欲しい作品だった。 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん11 ××の彼方は愛 (電撃文庫) 作者: 入間人間,左 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/06/09 メディア: 文庫 この商品を含むブロ…

”現実の異世界”を旅するのに必要なのは

物理学者・早野龍五が福島で示した光――研究者として福島に向き合うということ / 服部美咲 / フリーライター (1/3) いい記事だったので載っけておく。 3.11は僕にとって何か特別な日ではない。自転車に乗って公道を走っている最中だったがために地震が起きて…

正論

誰かが創作に対する批判をするがそれが正しい言葉であればあるほど僕らは何も言えずに立ち尽くす。 正論は暴力だ。僕が彼らに対抗するためには今すぐゲーム機を放り投げてアメリカンフットボールでもやるしかない。

月日は過ぎれど

文章を書く練習がしたいし、このブログの更新を再開することにする。 そんな旨の記事を書こうと決心してからすでに一月が経過しているのだけれど、という書き出しを思いついてからすでに二月が過ぎた。 と綴った半年前の下書きが出てきたので更新しておく。 …

無理を通して納得を得る

西暦1979年、機動戦士ガンダムは細部にまで拘ったその圧倒的リアリティから来る説得力によってテレビの前の人々を納得させた。何の必殺技を叫ぶこともなく、ザクを静かに一閃した連邦の白い悪魔の噂はシャア・アズナブルがサイド3に連絡を取るよりも早く、圧…

あの日見た花の名前は知る間も無くたった三百三十分の存在として儚く散った。

huluにて「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」が配信されていたので、土曜日を使って一気に見てしまった。結論から言って、駄作だった。そのことについて、今から話そうと思う。 以前にラブライブの二期をニコニコ動画の一挙放送で見たときの感想が…

ペットボトルロケット

まだ六月にもなっていないというのに初夏を思わせるギラギラとした太陽光が降り注ぐ中公園を散歩しているとペットボトルロケットが空高く舞い上がっていくのが見えた。 彗星を思わせる速度で垂直に上昇していく流線型のペットボトルロケットを見て、僕は「青…

チンケでチープな名作ホラー

久々にPS2を引っ張り出して真女神転生3をプレイしていたら横で見ていた友人が「これって主人公が喋ったりするの?」と唐突に聞いてきた。しゃべらないと答えると友人は「そっか。じゃあ、主人公が何考えてるとかわからないんだね」と残念そうに言った。なる…

シェパード医師とザ・ワールド

あまり本を読むイメージの無い同僚に冗談めかして「最近何か本読んだ?」と聞いた所「アクロイド殺しを読んだよ」と予想の斜めを行く答えが返ってきた。びっくりしている僕を後目に続けて彼は「最高に面白かったよ」と笑って口にした。素直に羨ましいなと思…