ペットボトルロケット

創作物を咀嚼しては、ただ面白いとだけ吐き捨てた。

2019-01-01から1年間の記事一覧

『ボヘミアンラプソディ』を観てきた

『ボヘミアンラプソディ』を観てきた 流石にスクリーンで観るべき映画だろうと思っていたので『ボヘミアンラプソディ』を映画館で観てきた。 友人に観に行こうと誘われて(結果その友人とは観に行かなかったけれど)何もクイーンを知らない状態からクイーン…

夏目漱石『抗夫』

読んでいる途中から「この作品つまんなくない?」とは思っていてカップ麺のフタとして一生を終えさせてやろうかとも思ったのだけれど、終わりまで読み切らなければ面白さが分からないだろうというオタク特有の考えと、貧乏性も相まって最後まで読み切った。…

『はつ恋』ツルゲーネフ

あらすじ 『はつ恋』は語り部であるウルジーミル・ペトローヴィチと家の傍に引っ越してきた隣人ジナイーダとの恋愛模様を描いた恋愛小説である。 この物語は四十がらみの黒髪に白を交えた独身者――本作の語り部であるウルジーミル・ペトローヴィチの過去の回…

狭き門 ジッド

狭き門 (新潮文庫) 作者: ジッド,山内義雄 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1954/08/03 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 68回 この商品を含むブログ (78件) を見る 早く父を失ったジェロームは少年時代から夏を叔父のもとで過すが、そこで従姉のアリサ…

『デミアン』ヘルマン・ヘッセ

というわけで課題図書の雑感想。 まず、前提としてヘッセ自身が神学校に通っていた経験があることから作品の根幹に非常に強い宗教観を感じる。故に宗教観に疎い我々いえろーもんきーにとって理解しがたい葛藤もしばしば出てくる。しかしながらそこを学ぶ、と…

課題図書をたっくさん積まれたので

元々あまりにも本を読んでなさすぎるなぁと思ってた矢先にドハマリしたアプリが課題図書を積んできた どうせ読むなら感想書く前提でやったほうが頭にも入るだろう。ってことで課題図書の読書感想文をやっていく 『人間失格』『変身』『山月記』『星の王子さ…